脳の中の絵本

疲れて動けなくなったときの症状記録。脳内妄想日記。

小さい頃何が好きでしたか

精神科入院中、医師薬剤師看護師によく聞かれた質問が「小さい頃何が好きでしたか」だった。

なぜそんなにも小さい頃のことを聞きたがるのか不思議でしょうがなかったが、精神病治療において「自然で自発的な基本的欲求が何なのか」を考えることが重要な様子だった。

確かに大人になってからの社会生活は、好きでもない趣味や人物を体面で好きだと言ったり、嫌な仕事を生きがいだと言ったり、基本的欲求に忠実でないことが多いのかもしれない。

だからどこか歪で、それを酒や過食、セックスギャンブルソシャゲetcで誤魔化そうとして病んでいくのかもしれない。

しかしながら、はてさて子供の頃は純粋に自発的欲求で動いていたかと考えるとそれも怪しい。単なる承認欲求の奴隷だったように思う。図鑑を読んだりNHKスペシャルを見たり勉強をすると大人に喜ばれる。喜ばれることが自分の好きなこと。

それを「自分は勉強が好きなんだ」と勘違いして30年ほど経ってしまったように思う。

薬剤師「元気になったら何がしたい?」 自分「(30秒ほど考える)…借金返したいです」 薬剤師「それだけ考えてこれかあ」

うるせえしたいことなんかねえよ薬ください

健全な精神への道のりは険しい。